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リアル•アクション•ヒーロー•シリーズ172番の仮面ライダー1号桜島バージョン「2003デラック•スタイプ」を入手。
桜島バージョンって?! 「仮面ライダー」の9、10話の撮影中に本郷猛を演じていた愛媛出身の藤岡弘、氏がバイクで転倒してしまい、左足の太ももを複雑骨折。当時はスーツ•アクターがいなくて、藤岡氏が体当たりの演技をしていたのです。しかし不運にも、普通のバイク走行シーンで、事故ッてしまったのです。そしていつまでも主役不在では出来ないので、14話から仮面ライダー2号が登場します。案の一つとして、本郷猛がショッカーに殺されるという話しも出たそうですが、「子供の夢を壊すことになり、主人公を殺してしまうのは良くない」ということで、本郷は外国へ向かい、代わりに一文字隼人(佐々木剛)が例の変身ポーズとともに登場するのです。つまりアクシデントがなければ、その後の仮面ライダー•シリーズは無かったかもしれません。
その後、一文字を助けるためにスイスから本郷が帰ってくるというエピソードが作られ、それが、桜島をはじめ九州ロケが行われたのが40話と41話の「マグマ怪人ゴースター桜島大決戦」です。その時に新しく1号のマスクとスーツが作られるわけですが、もともとあった1号のマスクは、2号へとすべてリペイントされていたからです。以前の1号マスクと違ってスマートな印象で、さらに傷ついたマスクを補修するスプレーが「黒」しか無かったため、色が濃くなり、以前の旧ライダー1号と区別するため、後にライダーファンが「桜島1号」と呼ぶようになりました。1号は、53話からカラーリングも一新し、新1号となり、カムバックしますが、桜島バージョンは、旧1号と新1号の橋渡しとなる貴重な存在となります。ちなみに、新1号と2号を区別するためにラインの数を変えていますが、後にさらに2号は赤い手袋とブーツをまとい、現在の形へと変わり、両者とも伝説のライダーとなるのです。
参照文献『仮面ライダーの常識』
この製品は、ボディ内部にフル可動パーツが組み込まれており、全身が稼働します。かなりリアルに造られており、貴重な一点です。惜しいのは、チャックが通常のものを使用しており、全体のバランスを見た時にチャックが大きすぎることです。惜しい!
中でも驚いたのは、附属として上の写真のように「桜島大決戦」というファイクのチラシが入っていたこと。この偽物のチラシは、1971年当時を想定して作られたものですが、絵のヘタクソさや、色味の渋さなど、まさに存在していたかのような精密な作りと、文章内のジョークは見事。
「本郷(仮面ライダー1号)が帰ってきた!誰もが待ちに待った夢の共演がここに実現!」
当時は、まさに世のような感じでした。
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