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Otherworldly Art - Club
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2160年の未来を舞台としたシリーズであるクラッシャージョウは、惑星改造をはじめ「宇宙のなんでも屋」として活躍する「クラッシャー」と呼ばれるチームの一つを中心に描かれた宇宙SFアクション。主人公リーダーであるジョウ(19)とその仲間達、惑星国家ピザンのお姫様アルフィン(17)、操縦士であり、サイボーグ化しているタロス(52)、ひょうきん者のリッキー(15)が、クラッシャーのチームのひとつとして様々な事件に挑んでいく物語。日本のスペースオペラの代表作の一つです。
「スタジオぬえ」を主催して日本にSFアートを定着させた高千穂遙氏が原作で、1977年からはじまり、「ガンダム」で有名な安彦良和氏が高千穂氏の要請で初めて挿絵を担当し、また安彦氏は劇場版「クラッシャージョウ」(1983)で初監督、脚本、作画監督をもつとめ、彼の漫画界へ第一の足がかりとなった作品です。ちなみに高千穂氏の他の代表作「ダーティー・ペア」などの挿絵も安彦氏です。
4年がかりの劇場版では、メカニカルデザインは河森正治氏。他に有名な漫画家がメカデザインを担当したりしています。吾妻ひでお、いがらしゆみこ、いしいひさいち、大友克洋、高野文子、高橋留美子、竹宮惠子、とり・みき、鳥山明、細野不二彦、御厨さと美、和田慎二。
前置きが長くなりましたが。そのクラッシャージョウのチームが乗っているのが水平型宇宙船「ミネルバ」(外観はスペースシャトルに酷似)です。「ミネルバ」と言えば、起動戦士ガンダムSEED Destinyで、「アークエンジェル」と交戦したザフトの宇宙戦艦「ミネルバ」を思い出す人が多いと思いますが、クラッシャージョウの方が先です。
劇場版の後、OVAや漫画にもなりました。
クラッシャージョウは、現在のライトノベルの先駆けとも言われていますが、作家本人の高千穂遙氏は強く否定しているようです。ライトノベルの元祖は、「ルパン三世のような小説を書きたい」と言った新井素子さんでしょう。
とにかく、劇場版クラッシャージョウは完成度も高い作品なので、観る機会があれば、是非観て下さい。
写真のグッズを販売いたします。ご希望の方は、ヒゲG−Zの項目にコメントを記載して下さい。
クラッシャーハブさん